木曜日, 8月 6th, 2009...2:52 PM

イチロー歴代10位タイ30度目先頭打者弾

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<ロイヤルズ6-7マリナーズ>◇4日(日本時間5日)◇カウフマンスタジアム
【カンザスシティー(米ミズーリー州)=木崎英夫通信員】マリナーズ・イチロー外野手(35)が通算30本目の先頭打者アーチと600回目のマルチ安打を達成した。ロイヤルズ戦で、6月25日以来となる今季3本目の先頭打者本塁打、第2打席で左前打を放つ。今季自己最多の1試合3得点もマークし、守備では9回2死からファウルゾーンでスライディングキャッチし、試合を締めくくった。打率を3割6分4厘とし、200本安打まであと43本となった。
始まり、そして終わりがショータイムだった。試合開始直後の第1打席。イチローはカウント0-1からの内寄り151キロ直球を振り抜く。手応えは十分だった。「ファウルじゃなかったら入ることは間違いない、距離的には。切れるかどうかだからね」とクールに振り返る。打球右翼ポールを直撃。歴代10位タイに浮上する今季3本目の先頭打者本塁打となった。
試合前のミーティングではグリフィーから「もっとパワーを使え」のジョークを吹き込まれた。「(言葉の意識は)全然ないけど。そうしといたらいいんじゃないの。ネタとしてはありだからね」と笑い飛ばした。続く2打席目には左前に運び今季51度目のマルチ安打を早々と達成。メジャー9年目で節目の600回に到達した。
先頭弾でいきなり流れをつくった展開もシーソーゲームとなった。1点リードの9回2死満塁。一打サヨナラのピンチを美技で防ぐ。6番バックの打球は一塁側スタンドへ入ろうかという飛球。約30メートルを激走し、フェンス前で左足を折りながら滑り込む。ギリギリでキャッチすると、かすかな土煙が舞い上がった。偶然にもフェンスに沿って置かれていた防水用シート先端部分にすっぽり隠れてしまう。確認に走っていく一塁塁審に見せつけるように、グラブを高くかざしながらアピール。アウトが宣告されても、すぐには左手を下ろさなかった。「誰も見えないからね、あそこは。とりあえず、早く見せてあげないと。ファウルのコールをされたらたまらないから。実際、僕は2年目にそれでファウルにされてますからね、セーフコで。別に興奮してやってるわけじゃないよ、『捕りましたよ!』って。審判さんのためにやってるだけで」と淡々と言ってのける。
気温30・6度、湿度は80%を超える中、唯一ハイネックのアンダーシャツでプレーした。勝利の幕引きキャッチにもクールさを崩すことはなかった。



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